いざという時のために

いざという時のために、
私は上級救命講習やAED講習などを受けています。初めは資格の一環でしたが、親になってから必要性を強く感じたからかもしれない。

今日、娘が初めて映画館での映画デビュー。
呑気にその投稿を書こうと思ったのですが、
大切かなと思い、ここにシェアします。

娘と映画を見に行った帰り道で、
いつも通らないビルの中をたまたま通り、
そこにあった不動産屋さんで痙攣・失神で倒れた方がいらっしゃった、まさにそれがその時だったのです。

丁度目の前をベビーカーで通過した私に、

ここの近くに病院ありませんか?
近くにお医者様いらっしゃいませんか?
AEDあるんです!使えないんです!と。
お店から出ていらっしゃった方に声をかけられ、その状況を知りました。

店内の状況としては、当事者のお連れ様、店内にいらっしゃるお客様やスタッフの方も基本パニックになっておられていました。

慌てふためく方と、
どうしていいかわからず、起動だけされているAED。
どこに着けるかアナウンスが流れているものの、
どこに貼る?どうすればいい?とさらに焦っている状況。

まずは、冷静になられる事をすすめ救急車を手配してもらい、
周りを見渡したら、たまたま内科医が隣のビルにあるのを見つけたので、その医者に声をかけてもらい。
意識があったのでAEDはおそらく必要ないが、
状況を見て、その時々で必要になるのでここにまだ持っておく事。迷ったら機械が判断してくれるから、焦らず、この機械はみんなが命をつなげるものだから怖がらずと伝え、
取り急ぎ近くの内科医の方がいらっしゃるまでその場で冷静になって頂けるよう、一緒に時間を過ごすようにしました。

想像以上に、やはりみなさんパニック状態。
無理もないと思います。
お店のスタッフさんも、近隣に医者がある事をあまりご存知なかったようなので、
周辺情報は、頭に入れておいて損はないという現場を目の当たりにしました。

私も当事者だったり、
その場面にいたらもっと焦っていたかもしれません。
その場面で対処できる勇気が一番ですが、
だからこそ、第三者の少し俯瞰して見られる人。
道を通る一人一人の中に、そういう知識がある方が一人でも増えれば、助かる命が増えるかもしれない。

事故なくが一番ですが、万が一のために。

この場をお借りして、失礼しました。